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五木寛之作品が暗いエンタテインメントなのに支持される理由 - 07月16日(月)08:31 

― 週刊SPA!連載「ドン・キホーテのピアス」<文/鴻上尚史> ―  五木寛之さんと対談させてもらいました。僕の『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』(講談社現代新書)を読んでお声をかけて下さったのです。  モノを書く人間からすると、「五木寛之」という名前はちょっと別格で、昔、タモリさんのオールナイトニッポンで雲上人であるゆえの愛情ある茶化し方を覚えています。  二十代の頃『蒼ざめた馬を見よ』を読んで、そのあまりの技巧に、「いやっ、これは自分の読むものではないっ!」と遠ざけました。若い頃は、意味もなく壊れているものが好きなのです。おほほほ。  五木さんとお話しするというので、あらためて読み返してみると、その上手さに唸りました。勢いでデビュー作の『さらばモクスワ愚連隊』や『戒厳令の夜』など読み漁りました。  どれも面白く、五木さんはデビュー時に「自分は文学ではなく、文芸を目指す」と書かれているのですが、文芸がエンタテインメントの意味だとすれば、本当にどの作品も時間を忘れて読みふけりました。  ただ、これも五木さんが自分でおっしゃっているのですが、どの作品も「暗い」のです。それも、結末が特に暗い。誰かが生き残ったり、奇跡が起こったり、偶然から助かったりもしない。  ただ、起こるべきことが起こっている。  純文学ならまだしも、エンタテインメントでそんな暗い結末なら...more
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