4月下旬までに発表され、話題となった劇場版アニメ関連のニュースをファンの声と共におさらい。『ガンダム』シリーズ最新作発表、『ポケモン』最新作のキャラに注目など、見逃していた人は要チェック!
【写真を見る】天神英貴のスペシャルイラストで、ゴジラ×イェーガーがまさかのコラボ!/[c]2018 TOHO CO., LTD. [c]Legendary Pictures/Universal Pictures.
■ 『ガンダム』シリーズ最新作で宇宙世紀の最後が描かれる?
来年シリーズ40周年を迎える『機動戦士ガンダム』。そのシリーズ新作発表会が4月20日に行われ、その模様が動画サイトなどでも配信された。気になる新作は『機動戦士ガンダムUC』の続編となる『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』。同作を含む今後の展開として、“宇宙世紀の最後までを描く”という発言に“え、最後まで?”“本気だな”“財布が枯れる…”などうれしい悲鳴を上げるガンダムファンも。“斬新な髪形(笑)”など新キャラへの反応もそうだが、途中、今後の展開として出してはいけないはずのものが出てしまったりと予想外のハプニングもあり、楽しみな発表になったのは間違いない。
■ 『ポケモン』最新作の新キャラが話題に
劇場版シリーズとしては第21作となる『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』(7月13日公開)。21年連続出演の山寺宏一や12年
...more連続出演の中川翔子らゲスト声優陣が発表となったが、今回は声優よりも気になるキャラクターが? 濱田岳が演じる今回初登場のキャラクター、トリトが「甲鉄城のカバネリ」の主人公・生駒に似てると話題なのだ。実は「甲鉄城のカバネリ」の制作スタジオであるWIT STUDIOが今回から加わっているため、“WITだからなのかな?”なんて納得してる人も。もちろん、まったくの別人だが、“生駒だったら…”なんて妄想しながら見るのも楽しいかも?
■ 『未来のミライ』のヒットの行方は星野源ファン?
細田守監督にとって『バケモノの子』(15)以来3年ぶりの新作となる『未来のミライ』(7月20日公開)の声優陣が発表された。4歳の男の子、くんちゃんの声を演じるのは上白石萌歌。“お姉ちゃん同様、芸達者なんだろうな…”など、『君の名は。』(16)でヒロインを演じた上白石萌音の妹ということでアニメファンからの期待値も高い模様。また、くんちゃんのおとうさんを星野源が演じることから、主題歌を務めた『映画ドラえもん のび太の宝島』(公開中)同様にファンから注目されており、強力な後押しとなりそうだ。
■ “怪獣”がキーワードの2作、前売り特典でまさかのコラボ!
『ゴジラ』シリーズ初のアニメ作品として昨年に公開されて話題を呼んだ『GODZILLA -怪獣惑星-』。待望の続編『GODZILLA 決戦機動増殖都市』(5月18日公開)ではメカゴジラの他にも人型巨大兵器の登場などが話題を呼んでいるが、その人型巨大兵器の活躍を描く『パシフィック・リム:アップライジング』(公開中)とのコラボが実現。4月27日(金)から発売される劇場前売り券の特典として配布されるクリアファイルにイェーガーが登場するのだ。イラストレーター天神英貴が手がけたそのビジュアルに、“カッケー!”“よくやった!”などSNSでは称賛の声が。世界初のコラボとなるだけに、海外のファンからも注目されるアイテムとなるはず。
総監督を樋口真嗣、シリーズ構成を岡田麿里が手がけ、4月から放送中のオリジナルアニメ「ひそねとまそたん」。自衛隊とドラゴンという異色の組み合わせで話題を呼んだが、“今期一番じゃね?”など早くも評判に。“樋口監督の趣味が出てる”など樋口ファンはもちろん、F-15J戦闘機に擬態するまそたんだけでなく、ほかの機種に擬態するドラゴンも登場し“C-1輸送機かわいすぎやろ”などミリタリーファンも高く評価しているようで、今後の展開にも注目したい。(Movie Walker・文/トライワークス)
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かつて取引先の接待などの法人利用で潤った鶴巻温泉(神奈川県・秦野市)も今やすっかり寂れてしまった。ピーク時に20軒程あった旅館の大半はマンションに変わり、残る旅館は3軒ほどだ。だが、来年に創業100年を迎える老舗『陣屋』には客足が絶えない。 『陣屋』も2000年以降は経営難に陥っていた。近隣の旅館同様、売上げは右肩下がりで赤字の連続、09年時点で借金は10億円になっていた。だが、現在の売上げはその当時から倍増、黒字化にも成功し、社員の平均年収は100万円以上増えた。 一体、何が変わったのか? まず、経営者が先代社長からその長男夫妻、宮崎富夫さんと知子さんに変わった。大手自動車メーカーの元エンジニアとリース会社の元OLという、会社経営も旅館業の経験もなかったふたりが最初に推し進めたのが、旅館のIT化だった。 富夫さんと、元SEの経歴を持つフロントスタッフ2名で日夜、開発に取り組み、形にしたのがクラウド型の旅館情報管理システム『陣屋コネクト』。これがバックヤードの作業を大幅に省力化し、従業員の働き方を劇的に変えた。(前回記事参照) ゲストリレーション係の白野昇氏はこう話す。 「駐車場でお客様をお迎えする時、以前は車を見ても、どのお客様かを判別するのは大変でし
...moreたが、今は駐車場の入口に設置したセンサーがナンバーを認識し、イヤホンに『○○様が到着されました』と自動音声が流れる仕組みになっているので、お客様が降りられた時点で『いらっしゃいませ、○○様』と接客することができます」 清掃係の従業員もこう続ける。 「浴室の清掃作業ひとつとっても、今は浴室の出入口のセンサーが入浴客数を感知し、一定数を超えるといつも携帯しているタブレットに通知が届きます。これで清掃やタオル補充が必要かどうかを何度も確認に行かずに済むようになりました」 そんな『陣屋コネクト』の導入効果について、女将の宮崎知子さんはこう話す。 「手持ちのタブレットやイヤホンに届く情報から、今、何をすべきかを自分で判断して動き出すことができるようになり、指示待ち社員がほとんどいなくなりました。例えば、予約情報から以前に来館されたお客様が今月にもご利用になるということがわかれば、『食材やお皿を変えて料理の演出を変えてあげたい。そのためにはどうしたら…?』と自発的に考え、調理場と一緒に事前に相談するなど、従業員それぞれが現場でやっています」 とはいえ、中にはバレないところでサボろうとする従業員もいるのでは…? そんな疑問に陣屋コネクトの保守・管理を担当する滝田翔平さん(31歳)がこう答える。 「人間ですから、楽をしようと考える従業員はいるでしょう。ただ、業務に関連する情報はすべて『陣屋コネクト』内の社内SNS『チャター』上でやりとりされます。従業員が胸元のマイクに『○○様の料理が変更になりました』とか『人が足りないのでヘルプお願いします』と話しかけると、チャットのような形式でタブレットに活字化され、その画面を見れば誰が既読し、誰が未読のままなのかも一目瞭然の仕組みになっています」 これにより『未読』が多い社員や、既読なのに動かないことが多い社員は当然、周りからそういう目で見られる…。『陣屋コネクト』は、業員の働きぶりを可視化するのと同時に、従業員をサボらせない環境を作ることにも繋がったというわけだ。 こうしたIT化で仕事のムダを省き、働き手の機動力を高めることで、少ない人数でも旅館を切り盛りできる体制を作った。09年と現在を比べ、従業員数が120人から40人に減り、社員の平均年齢が44歳から33歳に若返ったことはその証左といえる。 その『チャター』の運用などは、ITを従業員の監視ツールに活用しているように見えなくもない。言ってしまえば、“ブラック企業”にもよく見られる手法だ。某外食チェーンでは従業員が仕事をサボると本部から『働け!』と店に電話がかかってくる。店内の防犯カメラの映像から本部社員が店員の動きを常時、監視しているのだ。 だが、陣屋の離職率はわずか3%と“ホワイト企業”の水準にある。それも宮崎夫妻が経営に参画した初年度(09年度・33%)から大きく改善した成果だ。 「CS(顧客満足度)はもちろん、ES(従業員満足度)を高めていこうというのが理念。経営者がちゃんと従業員を大切にしてくれていると実感できるから、現場の私たちも会社のために頑張ろうと思えるんです」(前出・滝田さん) この話を裏付けるのが休みの多さだ。年中無休が多い旅館業界では珍しく、常識破りともいえる“週3日”の休館日を設けている。正確には、毎週火曜と水曜が休みで、月曜は宿泊客を受け付けないランチ営業のみという形だから、週休2.5日ということになるが…。 「無休営業の旅館だと休みはシフト次第で、しかも直前になるまでいつ休めるかがわからないから友達と遊ぶ約束をすることもできませんし、習い事もできません。陣屋の場合は毎週固定で連休が取れて、月1回は3連休があります」(前出・滝田さん) 元々は他の同業と変わらず年中無休の営業だったが、14年に週2日の休館日を導入、その2年後には休みをさらにもう1日増やした。 休館日を設けた理由について富夫さんがこう話す。 「私は自動車メーカーで9年、週休2日が当たり前のサラリーマンを経験しましたから、陣屋に参画した当初から休みなしの働き方はオカシイと感じていました。でも、当時は経営難で休館日を設ける余裕がなく、効率化重視の改革を進めざるをえなかった。その状況から11年度に黒字化を実現し、さらには3年間働きづめだった家内(女将の知子さん)が身体を壊したことも重なって、“この際、みんなで休もう!”と」 従業員に「当たり前のように連休を取らせてあげたい」――その思いが旅館業界の常識を覆す“週休3日営業”を実現させた。だが、これに反発したのは一部の客だったという。 「予約の電話をされたお客様に『火曜は休館日で』とお伝えしたら、お叱りを受けました。『サービス業のくせに休みをとるのか?』と。20代の方で悪気はなかったのでしょうが、その言葉を聞いて思ったんです。若い方でもそのように言われるということは、『サービス業は休まない』という考えがいまだに世の中のスタンダードなのだと。だったら、なおさら『絶対に開けるもんか!』と、一石を投じたくなりました(笑)」(知子さん) そこには、女将のこんな思いがあった。 「旅館で働く方やこの業界を目指す方は、心のどこかに“人に喜んでもらう仕事がしたい”という思いを持っているものです。だからといって、『好きな仕事だから頑張れるでしょ?』と、私たちがその思いに頼り過ぎてしまったら、人は育たないし定着もしません。 そうではなく、結婚したいとか、子どもが欲しいと思った時に、躊躇(ちゅうちょ)なくそのライフステージに上がり、当たり前のように幸せを感じられる…そういう環境を経営者が用意してあげることが大切なんじゃないかと思っています」 休館日とは別にもうひとつ、その思いを形にしたことがある。従業員の昇給だ。 業績が黒字になった12年のこと。当時、黒字化したとはいえ、給与を上げられるほどの余裕はなかったという。だが、「改革の途上で辞めていく人も多い中、せめて残ってくれた従業員は昇給させてあげたかった」と富夫さん。そこで資金的な余力がないところ、どうしたか? 「退職金と賞与の総額を分割し、月給に反映させた」という。 「退職時や年1回のボーナス時のためにお金を貯めておくくらいなら、毎月の給与として支給してくれたほうが嬉しいと、従業員と話し合って決めたことでもあ...
4/22(日) 9:44配信 スポーツ報知 エンゼルス・大谷(ロイター) 野球解説者の川藤幸三氏(68)が22日放送のTBS系「サンデーモーニング」(日曜・前8時)に生出演し、エンゼルスの大谷翔平投手(23)への過熱する報道に異論を唱えた。 番組ではメジャーで活躍する日本人選手の今週のプレーを紹介。これを受けて川藤氏は「大谷をね、ここまで騒ぎすぎ。こんなん当たり前やん」と指摘。「だからワシね、何でこれぐらいのことで、こんだけ、すごいすごい言うか」と過熱する報道に異議を唱えた。 これに対して司会の...
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いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第45回
私は「星をたどる」というオンラインサロンを運営しています。メンバーだけが閲覧できるSNSに自分の身の回りで起きたこと、そしてそれについて感じたことを書き綴るのを目的としたサービスです。「それに一体何の意味が?」と思うかもしれませんが、先日こんな投稿がありました。
「思ったことストレートに出しすぎるのも色々と問題が出てきますが、抑え込むのも本当に良くないなあ、と思いました」
彼はこれまで友人の成功に対して、嫉妬の感情を隠そうとして「良かったじゃん」と空返事になっていたそうです。しかし、今回は先に「オレより先に行きやがって、腹立つわ(笑)」とフランクな口調で伝えることで、素直に相手の成功も喜ぶことができました。
感情の動きは複雑です。一つの物事に対して、今回の「嫉妬と祝福」のように、さまざまな感情がないまぜになって湧き起こります。だからこそ嫉妬を抑え込もうとすれば、祝福の気持ちも抑え込まれ空返事になってしまい、嫉妬の気持ちを認めれば、素直に祝福できるようになります。
「人を妬んではいけない」というのは正論かもしれませんが、ではその感情を抑圧すればいいかというとそう
...moreではありません。『嫉妬する』のと、『嫉妬する心を認める』のは異なります。後者は自分の感情を抑圧するのではなく、コントロールしています。
そもそも人間の心には文明的な部分と動物的な部分が共存しています。文明的な部分は協調が前提で「あなたの成功は私の成功」と祝福の気持ちが生まれます。一方、動物的な部分は「我先に」という競争が前提でそこから嫉妬が生まれます。それは良し悪しで語っても仕方のないシステムであり、バランスを取りながら運用するしかありません。
そして私たちが成長するのは、こういった心の動きを自分で把握した瞬間です。「〇〇だなあ」と感嘆すると、それまでの固定観念が書き換わり、それ以降新しい観念に沿った行動ができるようになります。
それが「思ったことストレートに出しすぎるのも色々と問題が出てきますが、抑え込むのも本当に良くないなあ」という投稿の意味です。この反芻をするかどうかで、成長の度合いが変わってきます。
しかし、こうした心の動きは人から教えてもらえません、あまりにもプライベートと内面の出来事すぎて、他人が把握できないからです。しかも、こうした印象はあっという間に薄れていってしまいます。自分で意識して思い出そうと努め、忘れないうちにメモするしかありません。
私たちに必要なのは「誰がやっても同じ結果がでる再現性の高い方法」だけではありません。同じことをやっても違う結果が出てしまう、そんなそれぞれの心を知り、その心に合わせた生き方を選ぶ方がずっと大切です。
「星をたどる」はそうした小さな印象を集めて、自分の人生という星座を作るという意味を込めています。「どこかに自分の知らない秘密の知識や方法があるはずだ」というのは幻想です。本当に知らなければならないのは、どこかではなく自分自身です。
人生に反映されるのは、自分の思考や感情を知るという地味な積み重ねでしかなく、特別なものなどありません。「自分に自信を持つ方法」や「感情をコントロールする方法」といったインスタントな答えを探しても、パッとした結果が出ないのもそのためです。
【佐々木】
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」
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『美少女戦士セーラームーン』の人気が止まらない。昨年は誕生から25年の節目を迎え、初の公式ファンクラブ『PrettyGuardians』の誕生や、大規模な展覧会を六本木で開催。連日満員の盛況ぶりを見せていたほか、資生堂の化粧品『マキアージュ』とのコラボなど“大人も楽しめる”グッズの展開で、幅広い層のファンを取り込んだ1年となった。
【写真】セラムン男子のIT企業部長!? グッズで身をかため満面の笑み
芸能人にもセーラームーンファンは数多く、中川翔子やローラが以前からセーラームーン愛を語っていたほか、2003年に放映されたドラマ『美少女戦士セーラームーン』で共演した北川景子、泉里香らセーラー戦士メンバーは、いまでも食事会をするなど、ひときわ思い入れが強い作品のようだ。
■大手企業コラボに乃木坂46のミュージカルも 2018年も勢いつづく
2018年に入っても人気は継続。USJと組んだ『美少女戦士セーラームーン・ザ・ミラクル 4-D』では特殊グラスをかけて、セーラー戦士たちのダイナミックな変身シーンなどを4-Dで体感できるアトラクションを展開。オリジナルグッズの人気は高く、3月16日のオープン初日には、買うまでに2~3時間並ぶほどだ。
さらに伊勢丹とは「Moonlight」をテーマにしたコラボイベントを開催(大阪で17日まで開催中)し、人気ブランド『Samantha
...moreVega』『ANNA SUI』とオリジナル商品を販売するなど、大手企業とのコラボレーションも次々と実施。また、6月8日には乃木坂46のメンバーを起用した「乃木坂46版ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』」がスタートすることが決定している。
■「身近な人を守る」というテーマに感情移入
そもそもセーラームーンは、講談社の少女漫画雑誌『なかよし』で、武内直子氏原作のもと1992年から1997年まで連載。ドジで泣き虫、勉強も苦手な主人公・月野うさぎが、言葉をしゃべる猫・ルナに出会い、セーラームーンに変身。迫りくる敵に立ち向かう姿を描く。原作単行本は17カ国語に翻訳され、さらにアニメーションシリーズは 40 カ国以上の国で展開されるなど、日本のみならず海外にも“セーラームーン現象”を起こした。
連載時からのファンだという、専業主婦のNさん(33)は「普通の女の子が、恋人や家族など、大切な人たちを守るために戦うという、テーマがとてもシンプルなところに感情移入できる」と語る。
もともと、主人公の月野うさぎは、“王子様との運命の出会いを夢見る女の子”だったが、“戦士”として覚醒。勇敢に戦う「守られるだけの存在じゃないヒロイン像」を作り上げた。さらにNさんは大人になって“あること”に気づいたと言う。
「戦士に変身するときのセリフが『メイク・アップ!』なのも、よく考えられているなと思います。一般の女性も、戦い(仕事やデート)に出向く時に、メイクは武装だと思うので」
掲載当時、月野うさぎの年齢は14歳。背伸びをしたい時期だ。大人の女性に近づく象徴だったメイクが、時を経て「武器」へと意味合いが変化するのも、幅広い年齢の層から共感される理由となるのだろう。
■男性ファンは「“衣装だけ”が変わって強くなるのが魅力的」
ここ最近の人気は、なにも女性だけに限ったことではなく、男性にもハマる人は多い。普段からコスプレイヤーとしての活動をしており、セーラームーンのコスプレも披露した株式会社サイバード 海外事業部 海外パブリッシング部部長の倉増ひろとさんは魅力をこう述べる。
「小さい頃に見た男の子向けの“戦隊モノ”は、変身後に姿が変わってしまうことが、どうにも好きになれませんでした。セーラームーンは、衣装だけが特別なものへと変わり、強く華麗に戦っているのがとてもかっこよく映っていました」
倉増さんは、セーラームーンのように“さりげない変身”によって強くなるところに惹かれ、またそれがコスプレをするきっかけにもなったそうだ。ロシアのフィギュアスケーター・メドベージェワも18歳ながらにして大ファンであることを考えると、「愛と正義の美少女戦士」がさらにファン層を広げていくのも時間の問題だろう。
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