第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された濱口竜介監督作「寝ても覚めても」の30秒予告が、このほどお披露目された。
・【動画】「寝ても覚めても」30秒予告
芥川賞作家・柴崎友香氏の恋愛小説を主演・東出昌大、ヒロイン・唐田えりかで映画化。物語は、ミステリアスな自由人の麦(バク)と、優しくて誠実なサラリーマン・亮平という、同じ顔をした2人の男と、その間で揺れ動く女性・朝子の8年間を描いた物語。東出が正反対のタイプの麦と亮平を1人2役で演じ、唐田が“本当の思い”を模索する朝子に扮している。
映画音楽に初挑戦したtofubeatsの劇伴が流れる30秒予告では、違う名前と温もりを持ちながらも同じ顔をした“運命の人”を好きになってしまった朝子の苦悩をとらえている。真っ直ぐに思いを伝えてくる亮平について「亮平のこと好きやで。めっちゃ好き」と語りながらも、友人から「それって似てなかったら、好きにはならなかったこと?」とかつての恋人・麦の話題を出されて閉口する朝子。亮平もそんな彼女の気持ちに気づいたのか、「俺のこと、ちゃんと見てくれ」という痛切な言葉を投げかける。
3人の複雑な恋愛模様を通じて「人は、人のどこを好きになるのか? なぜ、その人でなくてはならないのか?」と問いかけてくる本作。「わたしは誰を愛しているの――」という朝子の葛藤を表すようなテロップも印象深い仕上が
...moreりだ。
「寝ても覚めても」は、東出と唐田のほか、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知(黒猫チェルシー)、仲本工事、田中美佐子も出演する。9月1日から東京・テアトル新宿、ヒューマントラスト有楽町ほか全国公開。
【作品情報】
・寝ても覚めても
【関連記事】
・第71回カンヌ映画祭、是枝裕和、濱口竜介監督作がコンペ出品
・運命の人は2人いた――「寝ても覚めても」9月1日公開!ティザービジュアル完成
・東出昌大×濱口竜介監督「寝ても覚めても」でtofubeatsが映画音楽に初挑戦!
(C)2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/COMME DES CINEMAS
10日に発表された「2018年本屋大賞」で大賞を受賞した辻村深月氏『かがみの孤城』(ポプラ社/2017年5月発売)が週間5.0万部を売り上げ、4/23付オリコン週間BOOKランキングで先週付の100位圏外から急上昇し1位を獲得した。同作のこれまでの最高位は昨年6/12付での47位で、トップ10入りおよび1位獲得は初。辻村氏の作品のトップ10入りも本作が初となった。
【写真】『本屋大賞』を受賞した辻村深月氏
本作は、学校での居場所をなくし不登校になってしまった主人公・こころをはじめ、心に傷を負った中学生7人の冒険と成長の物語。受賞にあたり辻村氏は「この作品はどこかでうつむいている誰かにその顔を上げてもらいたい、そんな思いを込めて書いた本。本屋大賞は、書店員さんたちが『いちばん売りたい』本を選ぶ賞ですが、全国の書店員さんたちがこの本を必要とする人が絶対にいると信じ、その誰かに『届けたい』と投票してくれたのだろうと思うと、胸が熱くなります」と発行元の特設サイトでコメントを発表している。
なお、本屋大賞受賞直後に初の1位を獲得した作品は、2012年受賞の三浦しをん氏『舟を編む』(2012/4/23付で獲得)から通算7作目。2014年受賞の和田竜『村上海賊の娘 上』(2014/4/21付で獲得)から6作連続となる。
また、人気アイドルグループ・乃木坂46の星野みなみの1st写
...more真集『いたずら』(白夜書房/10日発売)が週間売上4.2万部で、初登場2位を獲得。ジャンル別「写真集」では1位となった。
【関連記事】
【一覧】伊坂幸太郎原作「実写化」作品がズラリ
【2018年本屋大賞】辻村深月氏『かがみの孤城』に決定 (18年04月10日)
<実写映画化>波瑠、生田斗真の婚約者役 映画『グラスホッパー』出演 (15年07月08日)
阿部寛「役作りじゃなく」男泣き 『下町ロケット』で感極まる (15年10月12日)
伊坂幸太郎の恋愛小説集『アイネクライネナハトムジーク』 三浦春馬主演で映画化 (18年03月11日)
6月25日(月)にデビュー40周年を控えたサザンオールスターズの3年ぶりとなる新曲「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」が、6月15日(金)に公開される映画『空飛ぶタイヤ』の主題歌に決定した。
【写真を見る】長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生共演『空飛ぶタイヤ』のサザン主題歌入り予告をチェック!/[c]2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
累計170万部を突破した池井戸潤の小説を映画化した本作は主演に長瀬智也を迎え、共演にディーン・フジオカ、高橋一生、深田恭子、岸部一徳、笹野高史ら実力派が集結。「下町ロケット」「半沢直樹」「陸王」など数多くドラマ化されてきた池井戸作品が、満を持して初めて映画化されることで注目の本作。
その注目度を押し上げる主題歌が、サザンオールスターズ待望の新曲「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」だ。2015年に発表されたアルバム『葡萄』以来、約3年ぶりのリリースとなる本楽曲は、社会で闘う人たちを描いた映画の世界観と地続きの、過酷な現代社会を切り抜いた“桑田節”炸裂の痛烈な歌詞と、それをポップスに昇華するサザンの真髄が際立つ書き下ろし楽曲に仕上がった。
物語の発端は、ある日突然起きたトレーラーの脱輪事故。整備不良を疑われた運送会社社長の赤松は車両自体に欠陥があったことに気が付き、製造元である大手自動車会社・ホープ自動車の戦略課課長・沢田に再調査を要求する。同じ頃、
...moreホープ自動車のグループであるホープ銀行の営業部に所属する井崎は、ホープ自動車がリコール隠しを行っていることを発見する…。
物語を彩る骨太な主題歌をオファーするにあたり、松竹の矢島孝プロデューサーは“多面性のあるドラマに乗る曲はサザンオールスターズしかないと思った”と語る。池井戸作品ならではの痛快なエンディングをさらに盛り上げ、映画を離れたところでも、矛盾を感じストレスを抱えながら社会で働く、すべての“闘う戦士たち”への讃歌とも言える楽曲が誕生。映画の公開と同日の6月15日(金)から配信リリースされることも決定しており、それに先駆けて全歌詞がサザンオールスターズ公式サイトで公開されている。
そして、この主題歌をいち早く聴くことが出来る最新予告映像が完成。予告では長瀬、ディーン、高橋らキャスト陣がそれぞれの正義に立ち向かっていく様子を鼓舞するように主題歌が流れる。タイトルでもあり、予告編の最後に力強く響く「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」という歌詞は、「ロックンロール・スーパーマン ~Rock'n Roll Superman~」「明日晴れるかな」「栄光の男」など、グループ活動、ソロ活動の垣根を越え、社会の片隅で闘う人々を描いてきた桑田佳祐からのメッセージであると言えるだろう。
<スタッフ&キャストコメント>
■長瀬智也
社会で、日々戦っている汗臭さみたいなものを感じました。そして、頑張れと言われているような気持ちにもなりました。感謝と感激です。
■池井戸潤
サザンオールスターズは、学生時代から僕のアイドルでした。40周年という記念すべき年に桑田さんに主題歌を書いていただけるとは、とても光栄です。次回コンサートには必ず駆け付けます!
■矢島孝プロデューサー
二面性、いや多面性のあるドラマに乗る曲はサザンオールスターズしかないと思いました!「生きていくのはしんどいけれど、捨てたもんじゃないぜ!」と背中を押してくれる素敵な曲をありがとうございます!
■本木克英監督
映画の内容を繊細に鋭く捉えた歌詞、深刻な本質をからりと奏でるオリジナリティ溢れた曲に鳥肌が立ちました。長く熱狂し、敬愛してきたサザンオールスターズの原点を感じる主題歌にただただ感激いたしました。(Movie Walker・文/編集部)
【関連記事】
・映画監督・齊藤工が偉業を達成!初監督作品『blank13』が1館から100館以上に拡大公開
・サザンオールスターズが「アジア大会」「世界バレー」を盛り上げる!
・高橋一生&川口春奈が初共演!恋愛小説「九月の恋と出会うまで」が実写映画化
・長瀬智也×ディーン・フジオカ×高橋一生が夢の競演!オールスターキャスト勢揃いの『空飛ぶタイヤ』予告編が公開
2007年に処女小説『エブリリトルシング』が17万部のベストセラーとなり、中華圏・韓国での翻訳や2回の舞台化(2008年井上和香、2009年内山理名主演)された作家の大村あつし氏。
構想・執筆に2年以上をかけたビジネス青春恋愛小説『マルチナ、永遠のAI。――AIと仮想通貨時代をどう生きるか』 が注目を集めている。
ビットコイン、ブロックチェーン、ディープラーニング……正確な技術論と、その道の世界的権威の見解をもとに緻密に描いた作品でSFではないという。
一体どんな小説なのだろうか?
ファッション、グルメ、インテリア、雑貨などを買い付けるバイヤーたちの肩ごしに世界中を旅する気分を味わえる新しい紀行番組『世界はほしいモノにあふれてる 旅するバイヤー 極上リスト』(毎週木曜 後10:45~11:10)がNHK総合で12日よりスタートする。MCを務めるのは、俳優の三浦春馬と歌手のJUJU。これまで異なるフィールドで活躍してきた2人は、この番組が「はじめまして」。組み合わせの妙で新しい発見もありそうだ。
【写真】スタジオセットや取材VTRの場面カット
――MCのオファーを受けて。
【三浦】番組の内容に興味が湧いたのと、不慣れなMCもJUJUさんがご一緒してくださるということで、やってみようと思いました。JUJUさんは渡米経験もあるので、僕とは違う切り口で話しを進めてくれるのではないか、いろいろ教えてもらえるんじゃないか、と期待していました。収録がはじまり、語彙が豊かで期待どおりだと思いました。
【JUJU】まさかテレビでMCをすることになるんて。それもNHK総合の番組と聞いて、私じゃないほうがいいんじゃないですか?と、言ってしまったくらい、意外で驚いています。三浦くんとお仕事できる貴重な機会を与えていただいて光栄です。
――バイヤーになって買い付けてみたいものは?
【JUJU】私は靴が好きなので、靴のバイヤーとして世界各地をめぐってみたいです。
【三浦】
...more日本であまり知られていない外国の踊りや芝居を紹介できたらいいですね。
――有形と無形、モノとコト、対照的ですね。
【JUJU】私はコレクター気質。最近、酒粕の魅力を再発見して、粕汁を作るんですが、市販されている酒粕を片っ端から試しつつ、日本酒の蔵元に直接問い合わせして取り寄せたりしてしまいます。おいしい日本酒の酒粕で作った粕汁はすごくおいしかった(笑)。日本酒も酒粕も奥が深い。靴、とくにハイヒールも大好きなので、いいな、と思ったら即、買います。「いつまでもあると思うな親と靴」と思っているくらい、靴との出合いは一期一会。買わずに後悔したくないので、頑張って働いています(笑)。
【三浦】僕にはコレクター気質はないですね(笑)。年齢を重ねるごとに自分で買えるものの幅が広がって、欲しいものも手に入りやすくなっていると思うんですが、だからこそ衣食住すべてにおいて、間に合わせや適当に買って済ませたくないな、と思うようになってきました。以前は、店員さんの接客が苦手だったんですけど、商品が生まれた経緯やまさにバイヤーさんの想い、商品がまとっている物語をきちんと話してくれると、どんどん興味がわいてくる自分に気付いて。知的好奇心も満たされる買い物ができると楽しいなって思います。
好奇心が旺盛な点では一致する2人。番組では、2人が興味を持つに違いないバイヤーが毎回登場する。12日の放送回では、世界中を飛び回る老舗スーパーマーケットのお菓子バイヤーに密着。ヨーロッパを巡り、まだ見ぬ絶品スイーツを探す。ドイツでは世界最大級のスイーツ展示会で、世界から集まった1万点以上のチョコの中から“お宝”を発掘。ポルトガルでは、伝統菓子エッグタルトに特産のフルーツをアレンジした、新しいスイーツを地元とメーカーと開発するなど、多岐にわたるバイヤーの仕事をのぞく。
19日の放送回では、老舗セレクトショップのトップバイヤーが、2018年の秋冬モノのデザインが集まる展示会シーズン(1月下旬)の米ニューヨークへ。「ニューヨークでしか手に入らない服」を探して街中を歩き回るバイヤーを追いながら、ファッションの最前線から“モノ作り”まで、魅力あふれるニューヨークを旅する。
【関連記事】
三浦春馬が90年代のロン毛イケメンに 映画『SUNNY』男性キャスト発表 (18年03月21日)
伊坂幸太郎の恋愛小説集『アイネクライネナハトムジーク』 三浦春馬主演で映画化 (18年03月11日)
『オトナ高校』こんな三浦春馬見たことない 男女の本音さく裂【記者コラム】 (17年10月15日)
JUJU&吉田羊、“女心あるある”デュエットMV公開 平井堅が楽曲提供 (18年02月28日)
ナイナイ岡村、新番組でめちゃイケ超え宣言「23年やってやろうと」 (18年03月29日)