新緑が美しいこの季節、植物が身近に感じられるイベントから、食べ歩きが楽しいフード系イベントまで、心浮き立つイベントが盛りだくさん。
どれに行こうかカレや友人と計画を立てるのも楽しみですね♩
BOTANICAL GARDEN(~22日)
代官山T-SITEでは、インテリアにぴったりな植物たちを集めた、グリーンマルシェ「BOTANICAL GARDEN(ボタニカル ガーデン)」を開催。
屋外スペースに、花や多肉・塊根、観葉植物、盆栽を扱うショップを都内近郊から集結します。
お気に入りの植物を手に入れて、憧れの“緑のある暮らし”を実践してみてはいかが?
http://real.tsite.jp/daikanyama/
KABOLO(~22日)
日本橋茅場町のカフェサルバドル ビジネスサロンで、ワークショップを中心とした体験型植物イベント「KABOLO(カボロ)」を開催。
カフェスペースとビジネスサロンスペースでは、植物の展示販売が行われます。
リビングに飾っても映える景色盆栽や多肉植物の寄せ植えアレンジ、オフィスのデスクのでも育つ苔のテラリウム、エアプランツなど、植物好きにはたまらないラインナップとなる模様。
暮らしに緑を取り入れたい方はマストチェックです♩
https://www.facebook.com/events/1986006918320373/
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アースデイ東京2018(21日・22日)
「地球のことを考えて行動する日」として、今年で18回目、毎年10万人以上の来場者を迎える「アースデイ東京2018」が代々木公園で開催。
アースデイ東京の名物、鹿肉ソーセージが味わえるニコルズフォレストキッチンなど、20を超えるこだわりの飲食店が並ぶフードコートの他、60以上のNPO、NGO団体、200以上のテント群が現れます。
アーティストによるライブ&著名ゲストによるトークも行われるので、丸一日ゆったりと過ごせそうです♡
http://www.earthday-tokyo.org
赤坂蚤の市 in ARK HILLS ~4th Anniversary~(22日)
今年4月で4周年を迎える赤坂蚤の市。
今回は、「赤坂蚤の市 in ARK HILLS ~4th Anniversary~」として、通常より2時間拡大し、過去最大規模の100店舗以上が出店します!
しかも、有名アパレルショップや有名レストランとの1日限りのスペシャルコラボも。
アンティークマーケットの他、フォトグラファーによる移動型写真館が出現するなど、4周年記念にふさわしい盛りだくさんの内容となっています。
http://www.arkhills.com/events/2018/04/003346.html
第2回にこたまパンまつり 2018 ~La Féte du PAIN ὰ Nikotama~(22日)
パンが好きなら是が非でも足を運びたいのが、玉川髙島屋S・Cで開催されるにこたまパンまつり。
地下食料品フロアのベーカリー店や世田谷エリアを中心としたベーカリー店が約30店集結します。
会場では、各出店店舗のブースで商品が販売されるほか(販売物はブース毎に無くなり次第終了)、購入したパンを食べられるイートインスペースを設置。
出店店舗による春の新作発表会等も予定しているそうですよ♩
https://twitter.com/nikotamapanfes/
CRAFT SAKE WEEK at ROPPONGI HILLS 2018(~4月30日)
日本全国から選りすぐりの酒蔵が出店し、日本酒の魅力をあじわい尽くせる“SAKE”イベント「CRAFT SAKE WEEK at ROPPONGI HILLS 2018」が六本木ヒルズアリーナで開催。
今年は”地域性”をテーマに、北海道から沖縄まで全国47都道府県から日本を代表する酒蔵が、11日間で10蔵ずつ、合計110蔵が出店します。
蔵元や利酒師と直接コミュニケーションが取れるのも同イベントの醍醐味の一つ。
予約困難なレストランから、こだわりのレストランまで厳選されたレストランが出店し、料理と日本酒の贅沢なマリアージュが楽しめます♡
http://craftsakeweek.com/rh/index.html
Häagen-Dazs 茶房(~5月6日)
ハーゲンダッツファンなら行かずにはいられないのが、東急プラザ銀座6Fにあるカフェ「数寄屋橋茶房」内にオープンする「Häagen-Dazs 茶房」。
日本人になじみ深い和素材をベースに開発された創作和スイーツ全8種類が提供されます。
それぞれ単品でのオーダーのほか、フランス人ソムリエ、ステファン・ダントン氏がプロデュースする日本茶・フレーバーティーの専門店「おちゃらか」が、今回のメニューに合わせて開発したオリジナルフレーバーの日本茶とセットにすることも。
ハーゲンダッツのアイスと日本茶の斬新な組み合わせが楽しめる、貴重な機会をお見逃しなく!
https://isuta.jp/595042
ヨシダナギ×NAKED “Sing-Sing!”(~5月13日)
話題のフォトグラファー・ヨシダナギさんと、先進技術でアートを作りだすクリエイティブカンパニー、ネイキッドがコラボした体験型アート展”Sing-Sing!(シン-シン)”が、⻄武渋谷店で開催。
これまで45カ国200⺠族以上を取材してきたヨシダナギさんの最新作を含む写真作品の展示だけでなく、作品の世界観と融合したインスタレーションが楽しめます。
パプアニューギニアの伝 統舞踏を意味するメイン空間「Sing-Sing(シン-シン)」では、アフリカを中心とした地域の⺠族楽器の音や色鮮やかな映像に包まれる体験型インスタレーションが登場。
世界の部族たちの勇ましく、また華麗な儀式を体感する非日常体験が味わえます♩
http://tokyowise.jp/clipping/sing-sing.html
近藤亜樹『Grow Wings』展(~5月14日)
Copyright the artist Courtesy of ShugoArts 撮影者クレジット:Shigeo MUTO
オープン1周年を迎える銀座 蔦屋書店で開催されるのは、キャンバス上の絵画にとどまらず、映画制作やミュージシャンとのライブペイント、壁画などバイタリティ溢れる活動の数々で多くの人の共感を呼び起しているアーティスト、近藤亜樹さんの作品を展示・販売する「Grow Wings」展。
今回はとくに花々や小さな生き物にフォーカスを当てた作品を紹介しています。
様々な生き物たちをユーモアあふれる姿で表現した色彩豊かな作品群から、生命力にあふれたエネルギーが受け取れそう♩
https://store.tsite.jp/ginza/event/art/1963-1110340318.html
MIDTOWN OPEN THE PARK 2018(~5月27日)
都会の真ん中で新緑の季節を楽しむイベント「ミッドタウン オープン ザ パーク」が東京ミッドタウンで開催!
約80体のアートこいのぼりや長さ約25mの巨大こいのぼりのトンネルが登場します。
また、芝生広場では、開放的な気分を味わえる屋外ヨガの開催も。
カラフルにデザインされたピクニックシートに座ったり寝転んだりしてリラックスできる「Picnic Sheet Exhibition(ピクニックシート エキシビション)」など、休日を過ごすにはもってこいの内容となっています。
http://www.tokyo-midtown.com...
高畑勲監督が4月5日に肺がんで亡くなって一週間。国内外から哀悼のメッセージが発信され、今夜21:00からの「金曜ロードSHOW!」では急遽、監督の代表作『火垂るの墓』(88)が放送される。日本アニメーション・映画界に多大な影響を、そして感動を与えてくれた高畑監督は、ほかにも偉大な作品を多く遺してくれた。そうした作品群について知ることで、高畑監督の理解もより深まるはずだ。アニメ評論家・藤津亮太氏に「高畑勲監督が貫いた、アニメ演出におけるルポルタージュ性」をテーマに独自の視点で寄稿してもらった。
【写真を見る】在りし日の高畑勲監督/撮影/山崎伸子
■ 普通の人を普通に描き、社会をも映しだす
「母をたずねて三千里」(76)『かぐや姫の物語』(13)などで知られるアニメーション監督の高畑勲が5日、死去した。
高畑監督は英雄を描かなかった。
例えば『平成狸合戦ぽんぽこ』(94)。タヌキたちが、自分たちの生活の場を守ろうとする闘争を描いたこの作品は、ヒロイックに描こうと思えばいくらでも描ける要素が揃っている。でも、英雄は登場しない。どのタヌキも、長所と欠点が裏表一体の“人間くさい”存在ばかりで、その“人間くささ”故に敗れていく。高畑作品が描いたのはいつも普通の人ばかりだった。
普通の人を普通に描く――ということは、“私”や“私の隣人”にカメラを向けるということである。そこには“私の人生”があり
...more、同時に“私の人生に映り込んだ社会”がある。作品は必然的にルポルタージュの色合いを帯びる。高畑監督は『おもひでぽろぽろ』(91)の原作の魅力のひとつに、10歳児の心象や体験をすくい取っているルポルタージュ性を挙げているが、このルポルタージュ性は多くの高畑作品にも通底している。
ひたすらにさまよい続ける少年マルコの軌跡を追った「母をたずねて三千里」(76)も、“定点カメラ”で少女の成長を追い続けた「赤毛のアン」(79)も、どちらもルポルタージュだと考えるとより作品がわかりやすくなる。『火垂るの墓』(88)の、「妹ぐらい自分で養える」と考えた14歳の純粋な傲慢さを、冷静に見つめる視線もとてもルポルタージュ的である。
■ アニメにおける「当たり前」を確立した高畑監督
高畑作品というと、徹底した調査とそれを踏まえた画面づくりが話題に出ることも多い。『おもひでぽろぽろ』の「ひょっこりひょうたん島」(64-69)が登場するシーンでは、当時の振付師を探し当てて、当時どんな振り付けだったかを確認して映像化したという。制作上のこだわりのエピソードに見えるが、これもまたルポルタージュ性と深い関係がある。
普通の人が普通に見えるには、まず世界が、観客にとって本物と感じられる必要がある。この「本物らしさ」は作品によって塩梅が異なるが、この世界の本物らしさという土台の上に、キャラクターの存在感は成立しているのである。作中に「ひょっこりひょうたん島」が出てくるのであれば、それはそのまま「ひょっこりひょうたん島」でなくては、作中の1966年は“本物”にならない、そうでなくてはルポルタージュが成立しないのである。こうした取り組みは、アニメ史上初の海外ロケハンを行った「アルプスの少女ハイジ」(74)の時から連綿と続くものだ。
このような、作品世界のリアリティを背景にキャラクターの存在を実感してもらおうという手法は、今では広く普及してしまった。もしかするとこうして説明をしても、「何を当たり前のことを」と思う人がいるかもしれない。だが、高畑監督はその「当たり前」を作った人間なのである。
たとえば「ハイジ」に絵コンテで参加していた富野由悠季(当時・喜幸)監督の「機動戦士ガンダム」(79)にもこうした作品構築の影響を見ることはできる。あるいは京都アニメーションの諸作品にも、このDNAを見つけることは難しくない。
■ 『となりの山田くん」で描いた、世紀末を超えた先の日常性
こうした普通の人のルポルタージュとして究極とも言える一作が『ホーホケキョ となりの山田くん』(99)だ。
どうして『となりの山田くん』は成立したのか。
宮崎駿監督は『おもひでぽろぽろ』について、「平和な世界で等身大の主人公を描くという映画は『おもひで』で究極を極めてしまった。今、時代も転換点を迎えつつある。これからは時代の転換点を切り取るような映画を作らなくてはならないが、具体的にどうすればよいか私たちはつかんでいない」という趣旨の発言をしている。ここで言われる「時代の転換点を切り取るような映画」が、世紀末的な混沌を描いた『もののけ姫』(97)に結実したというのは想像にかたくない。
そして『もののけ姫』の2年後、新世紀を見据えた1999年に発表されたのが『となりの山田くん』だった。
『となりの山田くん』は、普通の人々の様子をスケッチすることで、世紀末を越えた先にある日常性を祝福する作品だった。ある意味、そこでは「普通であること」そのものがテーマとなっており、そういう意味でも普通の人のルポルタージュとしては究極の一作といえるのだ。
しかし、公開から20年が経とうとする今、山田家の人々のような「普通の人」という概念を成り立たせてきた基盤(それは「戦後」とも「20世紀」とも言える)は、いい意味でも悪い意味でも、壊れつつある。基盤がなくなってしまえば、普通の人という仮構も成立しない。偶然とはいえ『かぐや姫の物語』(13)が現代ではなく民話的世界を題にとることで、逆説的に現代の普通の人の生きづらさを浮かび上がらせる形になっていたのは必然といえる。今は普通を普通として描くのが難しい時代なのだ。
それだけに今見返す『となりの山田くん』は、日本のある時期の夢を体現して、坂の上の雲のようにぽっかりと美しく輝いているのだ。
高畑勲監督のご冥福をお祈りいたします。(Movie Walker・文/藤津亮太)
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