[ブリュッセル 23日 ロイター] - 欧州連合(EU)は23日、米国の鉄鋼・アルミニウム輸入関税を巡り中国が世界貿易機関(WTO)に提訴した問題で、WTOに紛争解決手続きへの参加を要請した。
世界貿易機関(WTO)で加盟交渉を担当する加盟部長に今月、日本人職員の押川舞香さん(48)が就任した。通商筋によると、日本人がWTOの部長になるのは初。前身の関税貿易一般協定(ガット)時代を含め日本人職員が就いたポストで最高位という。
世界貿易機関(WTO)で加盟交渉を担当する加盟部長に今月、日本人職員の押川舞香さん(48)が就任したことが19日、分かった。通商筋によると、日本人がWTOの部長になるのは初。前身の関税貿易一般協定(ガット)時代を含め日本人職員がついたポストで最高位という。
世界貿易機関(WTO)がこのほど発表した文書によると、米国は最近WTOに対し、「米国の鉄鋼・アルミ製品に対する232措置(米通商拡大法第232条に基づく輸入制限措置)および中国に対する301条調査(米通商法301条に基づく調査)における課税措置の提言について、WTOの紛争解決制度の下で中国と協議したい」意向を示したという。 ...
トランプ米大統領は多数の国を対象に関税賦課を命じ、中国による米企業買収を阻止し、中国からの将来の投資に新たな規制を求めた。これに対抗し中国は、米国から輸入する128品目への関税を発動した。エコノミストは世界が全面的な貿易戦争の瀬戸際にあり、報復合戦や激しい言葉の応酬、世界貿易機関(WTO)への提訴などの事態に至りかねないと警告しているが、WTOの対応力は不十分である恐れもある。トランプ大統領が望んだ貿易戦争とはいかなるものなのか。